高学歴 =教え上手 とは限らない(前編)

しあわせ受験


ごく一般的な学歴の私ですが学生の頃
進学塾の講師をしていました。

なんだぁ…
塾の講師とか学力が高くて
“ふつう”ではないよね

と思いますね。

どうぞ 最後まで読んでください


関東圏では日能研や中萬学院などと並ぶ、現在もある大手塾で
講師として授業を行っていました。

そこで小学生は全ての教科、
中学生からは国語を中心に、
高校生は現代文、古文を受け持ち大学受験の授業も担当しました。


難関校でもない ごくふつうの学校在学の私を塾講師に採用してくれた
その塾の主任先生に当時の私はうっすら感謝した🙏思い出もあり。



もちろん、採用時には各教科試験と面接試験もしっかり受けました
(一般常識試験みたいのも受けさせられた記憶も…)

大学受験が終わった入学直後だったので、
受験で蓄えた知識をそのまま活用した形です。


周りの塾講師の大学生たちはみな、難関校在学の講師ばかりでした。


みんなどこの大学に通っているか自然と知っていましたが
引け目を感じるとか肩身の狭い思いなどは
不思議としませんでした。

周りの先生たちは、大学受験の倍率がすごいことになっていた当時
国立大や難関私立大に入った精鋭で
やはり
学力の基盤と知識の持ち幅がすごい人たちだなあ、との印象があります。


そんな中でも教え方を相談し合ったり、みな仲間といった良い関係でした。


私は、幼い頃から本の虫だったこともあって国語が好きで
毎年、年度初めに配られる教科書を
その日に全て読んでしまうほどでした。

(苦手な教科の本は開かない)

受験期までじっくり
必死に学んできた自分の知識に

解らないことを解るようにする術

を自ら実践してきたその知識や経験を基に


大丈夫、出来る!


と自信もあったから
塾講師を受けたのだと思います。


そのおかげか講師の中では難関大在学ではありませんが、
生徒とその親から相談を受けることが多くありました。

(逆にささいな事でも何でも相談しやすかったのですね)


社員でもなく学生バイトでしたが
よく面談希望を受けた記憶が残っています。

それはなぜかというと

生徒(子ども)が
分からない気持ちが分かるから

につきます。

私が難関大の講師の先生たちと渡り合えたのは

理由がある” のです。


塾では得意な教科を中心に教える為
その教科は徹底的に知識を蓄え専門性を磨いたのに加えて

自分が分からない経験があり
気持ちに寄り添うことが出来る から


そして
どのようにしたら

分からない ⇒ 分かる


に出来るか
ということに長けていたからだと思います。

・自らが繰り返し問題に取り組んでも、理解出来ない苦しい経験
・苦労して何周も暗記集を覚えても、試験で思い出せない辛い記憶



そんな自分の実体験があって


同じような痛み、気持ちに寄り添える のだと思います。


本当の教え上手”の
もっと深い内容は後編へつづきます。

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