国公立大学について。
国公立大学全体の詳しい内容はとても伝えきれませんので
簡単な受験の概要をお伝えしようと思います。
まず、私がとても驚いたのですが
各都道府県のトップ校と呼ばれる進学校では
最初から国公立ありきのお話で
私立の話が全く出てこない!?
進路指導でのカルチャーショックを受けました…
県下を代表する学校ともなれば
指定校推薦の学校や数も、それなりに多くきているようですが
学校側から全く話がないのです。
本当の進学校は
元々国公立大学を目指す受験が前提なのだと
初めて気づく親子えんぴつ…
日本の代表的な国公立大学といえば
旧帝大と呼ばれる7大学があります。
✏旧帝大
・東京大学(1877年設立)
・京都大学(1897年設立)
・東北大学(1907年設立)
・九州大学(1911年設立)
・北海道大学(1918年設立)
・大阪大学(1931年設立)
・名古屋大学(1939年設立)
大学教育と研究において中心的な役割を果たしている国立大学です。
国公立大学をめざす学生は、元々全国区を考えている学生も多いので
各都道府県の広い範囲で志望校を選択しています。
✏関東圏に限定すると
東大を筆頭に理系の学生は東工大、筑波大
横浜国立大、横浜市立大、東京都立大、千葉大
などをめざす学生が多いです。
その中でも“横浜市立大学医学部”は東大と同じくらい難しい
とも言われています。
関東圏の国公立大学は都市部からも地方からも
人気が集中することもあり
各校倍率が非常に高く競争が激化しているのが現状です。
国や地方自治体が運営しているので
私立に比べ学費が安くめざす学生は多いですが、
私立大との違いはそれだけではありません。
国公立受験の大きな壁 ”共通テスト”
国公立大学の受験には共通テストが必須になります。
少し前までは”センター試験”
親世代ではもしかしたら”共通一次”
と呼ばれていたかもしれませんね。
さらに受験生を苦しめるのが教科科目数!
受験科目が共通テストは基本的に5教科7科目
これが何より国公立と私立の選択肢として大きいです。
教科数が多いということはそれだけ時間を割かなければならず
さらに文系でも理系でも、
どちらの教科科目も必要とします。
得意科目を勉強するだけでも大変ですが
苦手科目まで網羅しなくてはならないところが
国公立受験の難しさではないでしょうか。
私は学生時代から単純に、
国公立を受けようと努力している人に尊敬の念を抱いてしまいます。
文理どちらかの教科だけでも大変なのに
それだけの教科と科目数に取り組む その姿勢とマインド
東大は6教科8科目!
文系では7教科9科目も…
文理学部によって違いはありますが
本当に気が遠くなる!頭が下がります!!
ほんと私なぞ、
子どもの共通テストの受験案内を見て正直くらくらしました。
・国語、 現代文、古文、漢文
・地理歴史 地理総合,地理探究 歴史総合,日本史探究 歴史総合,世界史探究
・公民 公共,倫理 公共,政治・経済 地理総合/歴史総合/公共
旧世界史A 旧世界史B 旧日本史A 旧日本史B 旧地理A 旧地理B
旧現代社会 旧倫旧政治・経済 旧倫理,旧政治・経済
・数学(1) 数学Ⅰ,数学A 数学Ⅰ
旧数学Ⅰ,旧数学A 旧数学Ⅰ
・数学(2) 数学Ⅱ,数学B,数学C
旧数学Ⅱ・旧数学B 旧数学Ⅱ 旧簿記・会計 旧情報関係基礎
・理科 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎 物理 化学 生物 地学
・外国語 英語 ドイツ語 フランス語 中国語 韓国語 リスニング(英語のみ)
・情報 情報Ⅰ
旧情報
※共通テスト案内引用
ここから要選択。内容は年度により変わります。
さらにこの後
各大学による独自試験も待っています。
共テのみで受験可能な大学も実は少しあって
今後受験人口の減少などに伴い増えていくのではと思っています。
国公立をめざすということは学習面だけではない
これだけの教科と科目数に挑むという
強い身体と精神力
が求められることにもなるのです。